2016年4月アーカイブ

剣道を始めたきっかけは・・・母の薦めでした。

家の中では妹に威張ってばかりのくせに、外では泣き虫。
口では大きなことを言うが、怖がりで、甘えん坊。

そんな私が小学生になったその頃、小学校の体育館で
剣道を教えてくれる「久保田先生」と母はとても仲良しだった。
肝が小さい息子を託す場所としては最高だったのだろう。
『人を叩くとほめられるよ!』、『えっ、そうなの?』・・・こんな
会話を憶えている。母の話術は巧みだった。
JR育成 (3).JPG
(写真は今指導している子どもたちの写真です。イメージということで。)

体育館に入ると大きな声と、元気な子どもたち、刀のようなカッコいい竹刀。
すぐにハマりました(笑)それから二年間は久保田先生のもと、基本だけを
みっちり教えて頂きました。

防具を着け始めた頃・・・二十人ほどいる子どもたちで試合をしました。
私の相手は一つ年上の女子でしたが、男子たるもの負けるわけには
いきません・・・ところがあっさり負けるのです、絵に描いたように。
試合後に(面もとらずに)泣き虫の私は三十分以上泣き続けたのを覚えて
います。そして、先生の「ほっとけ、ほっとけ」という冷たい言葉も。
稽古も終わって、みんなが帰る時に、仕方がなく着替えて帰りました。

その時の負けた悔しさは、今まで剣道を続けてきた中でも最高で、未だに
これを超える悔しい敗退はありません(笑)。もちろん、現在は勝った負けた
の勝敗を超える剣道の勝負の本質を追及しているから、一つの試合結果
にこだわらないのは当たり前ですが、あの時の純粋な勝負の悔しさを
今でも大切にしています。あの時の悔しさを払しょくするような素晴らしい
勝負をこれからも追及していく価値はありそうです。
勝った、負けたをすぐに忘れてしまうことも大切ですが、一つのことにこだ
わるならば、あの四十年前のやられた一本を追及するのはいいことです。

泣き虫は泣き虫のまま、いじわるのまま、口だけのまま、怖がりのまま。
母が狙ったような成果は出なかったかもしれませんが、一週間に二日ほど
小学校の体育館での稽古は続きました。防具を着けての稽古が様になっ
てきた小学三年生の頃、久保田先生の薦めで道場に通うことになります。

つづく
4月16日(土)東京武道館に於いて剣道五段審査会がありました。
初挑戦の緊張感満載で会場入り。
結果は・・・合格でした!
剣道人生の目標だった五段昇進です。

オリバーの剣道人生話は人が聴いてもつまらないと思いますが、
自分のためにもこれから少しずつ掲載します。
暇な方は覗いてみてください。
本日は、まず、合格のご報告のみ。

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剣道の本格再開のきっかけをくれた4期生・小川玄君に
心より感謝をしています。
菜月.JPG

入学式も終わり、学校の4月は忙殺極まりない。
桜吹雪もゆっくり眺める間もなく新緑が目に眩しくなるまで働き続ける。

でも、この季節、畑に道ばたに、菜の花が太陽に照らされ輝いている。
あさその目にも鮮やかな黄色を見ると元気が出る・・・黄色は健康な色。
疲れて自転車をこぐのもだるい夜に、月が出ていると、月光の黄色に
染められたかのような菜の花が、朝とはちがった表情で迎えてくれる。
朝の鮮やかさよりも、やさしく、やわらかい夜の黄色は・・・疲れを癒して
くれる。月光に染まり輝く夜の菜の花、今度じっくり眺めてみてください。

梅雨になり、花が落とされてしまうまで長い間楽しめます。

我が家に天使のようなカワイイ女の子を授かったのも5月の初めでした。
真夜中に家で破水した妻を車に乗せて、新奥多摩バイパスの信号を全部
無視しながら(車もほとんどいませんでした、夜3時ころ)病院へ。
その時の月は細くてきれいな三日月でした。
信号はよく見なかったのに、空の月の形の良さにほれぼれしたのを記憶
しています。

黄疸で入院を余儀なくされた娘が退院してくる時には、妻と娘を車に載せ
夫婦二人だけの手の中に抱えて家に帰る喜びをかみしめたものでした。
24歳・・・若さと、希望と、不安と、自信と・・・とてつもなく楽しい世界が
待っていることを実感していました。
野に咲く菜の花が大好きな妻と、月が大好きな私が娘に付けた名前が
菜月でした。あれから22年が経ちました。


もうパパの手を離れ大人になってしまったなっちゃんですが、私はこの
春の夜の三日月と菜の花を眺めると、腕の中に納まってしまうくらい
小さかった我が子と過ごした日々を鮮明に思い出すのです。
あぁ・・・あの頃に戻れるならば・・・親のはかない希望です。

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